潜在意識と占いと、あなたの現実の話
~あなたの未来を預けますか?~
「このままだと、あなたは3年後に〇〇になります」
「来年の春に転機が来ます」
そんな風に“未来を言い当てる占い”を、ワクワクしながら聞いてきた人も多いのではないでしょうか。
実際、占いが“当たった”と感じることもあるかもしれません。
ですが、ひとつ大切な視点があります。
それは、
「その未来は、本当にあなたが選んだものでしょうか?」
ということです。
潜在意識が強い人ほど、現実創造力が高い
占い師が読み取っているのは・・・
潜在意識は、単なる「心の奥」ではありません。
それは、集合意識という、すべての情報が眠る深い意識層へつながる入り口でもあります。
よく「当たる」と言われる占い師は、潜在意識の能力がとても強く、集合意識にアクセスしすることで、通常は見えない未来の情報の一部を、読み取ることができるのです。
集合意識の中にはすべての情報が存在しているため、あなたの過去も現在も、そして未来も、無数のパラレルワールドが広がっています。
占い師は、その中から“ひとつの可能性”を感じ取り、言葉にして伝えてくれます。
それは、伝えられたその未来は、あくまで無数にある未来のひとつでしかなかったのに、占い師自身の強い潜在意識によって、その未来があなたの現実に強く引き寄せられてしまうことがあるのです。
つまり、
「占いが当たった」のではなく、
「言われたから、そうなった」ということです。
チャンネル権は、本当はあなただった
未来はテレビやラジオのチャンネルのようなものです。
あなたには、もしかしたら「6番」のチャンネル(=もっと豊かで幸せな未来)が用意されていたかもしれません。
でも、誰かに「9番があなたの未来だよ」と言われた瞬間──
その言葉を信じたあなたの潜在意識が、“9番”に周波数を合わせてしまう可能性が高まり、結果として、6番や7番にあったはずの可能性が、閉ざされてしまった…ということになるのです。
そして、あなた自身の潜在意識に「占いは当たる」と強く書き込まれていれば、占い師の潜在意識だけではなく、あなた自身の潜在意識も一緒に、その未来を引き寄せてしまう可能性が高まります。
まあ、そもそもその占い師が、本当に潜在意識の力が高ければ・・・ということですけどね。
占いを否定しているわけではありません
私は、占いを受けることが悪いとは言いません。
それによって癒されたり、勇気づけられたりする人もたくさんいます。
ただ──
「もしあの時、占いを聞いていなければ、あなたにはもっと素敵な未来が待っていた可能性もある」
その事実にも目を向けたうえで、当たるも八卦当たらぬも八卦を楽しむのは自由です。
未来は、あなたの潜在意識が選び直せる
そして忘れないで欲しいのは、あなた自身の潜在意識にも、未来を創る力があるということ。
もし、他人の言葉で決まってしまったような未来に納得できないのなら、あなたの意志を強く持ち、潜在意識を活性化させ、もう一度、あなたのチャンネルを選び直せばよいのです。
それは決して不可能なことではありません。
むしろ、それこそが本来の「現実創造」の力なのです。